SimphoSOFT® とは
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The SimphoSOFT® アプリケーションスイートは、光と 光学活性材料 の時間依存の相互作用 (吸収、緩和、エネルギー移動、誘導放射等) のモデル化を行う新しい CAD 形式のアプリケーションプラットフォームです。入射レーザービームとフォトニック材料の動的相互作用の数値シミュレーションが、特別な数学的定式化、プログラミングの必要なしに可能になりました。
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SimphoSOFT® の新しい点
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Simphotek hでは光と物質の相互作用を Computational Transition Module と称す表現で記述する新たなアプローチを開発しました。使用者は GUI 上で必要な Computational Transition Module を選択すると、光の伝播と光学活性材料の相互作用を数値的にモデル化する Mathematical Karnel とが自動的にリンクされます。光と物質の相互作用を記述する伝播方程式、レート方程式を解く数値解法を新たに開発するのに膨大な時間を費やす代わりに、使用者は電子遷移とエネルギー準位、及び実験構成を指定するだけで済みます。残りは SimphoSOFT® が行います。
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SimphoSOFT® でできること
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使用者はレーザー光源とテストサンプルを設定します。テストサンプルは単層、複層の設定が可能であり、光学不活性の媒体と光学活性な分散種から構成されます。また、以下の物性を CAD 形式で定義します。
- サンプル物性 (屈折率、一光子・多光子 吸収 係数、電子緩和時間、エネルギー移動 率、誘導放出 係数、反応速度定数)
- レーザービームパラメータ (波長、エネルギー、ビームサイズとパルス幅)
- 材料電子構造 (Jablonski ダイヤグラム、エネルギー準位、許容遷移)
SimphoSOFT® は仮想的に定義した材料中の光の伝播と相互作用を予測、またターゲット材料とレーザーの光学的、幾何学的パラメータの最適化を行います。
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SimphoSOFT® の構成
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- SimphoSOFT: 多光子吸収材料のモデリングのための基本プログラムパッケージ
- SimphoSOFT-ET: エネルギー移動を考慮した拡張バージョン
- SimphoSOFT-Optim: 実測値を再現するパラメータの最適化、及び未知物性パラメータの推算を行います。
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